さまざまな想いに心を寄せ続ける ー 株式会社まなか 社員<前編>

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さまざまな想いに心を寄せ続ける ー 株式会社まなか 社員<前編>
さまざまな人の、さまざまな想いと向き合い寄り添ってきた、株式会社まなかの社員3人に「偲ぶこと」についてインタビューを行いました。



◆ それぞれの、まなかでの仕事について


(小清水大介 : 株式会社まなか 墓石事業部 部長)
小清水大介 : 株式会社まなか 墓石事業部 部長
私たちは、納骨堂や霊園を一から企画しプロデュースしています。そうして作り上げたいわゆるお墓を実際にお客さまに見ていただき、ご提案するのが私たちの仕事です。ですので、仕事の本分としては、「いかにお客様のニーズにこたえられるお墓を作り上げることが出来るか」が非常に大きなウエイトを占めています。
現実的に、お墓というのはかなり高額なお買い物です。一般的に、販売だけを考えると、一人のお客さまにしっかり向き合うよりも、数多くのお客さまに営業することを優先したほうが効率が良くなってしまいます。
しかし、それではお客様の偲ぶ思いにきちんと向き合えないと私たちは考えています。まなかでは、「故人への思いは人それぞれ違うのだから、供養の仕方も人それぞれ違う」という信念に基づき、「どういう思いでどんな風に使っていくのか」をきちんと納得いただいたうえで購入いただけるようにしています。つまり、販売目線ではなく、偲び方目線でのご提案。それが、まなかの墓石事業部です。


(江幡昌哉:株式会社まなか 葬祭事業部 相談課 課長)
江幡昌哉:株式会社まなか 葬祭事業部 相談課 課長
私は葬祭事業部の相談課で仕事をしています。私たちの業界全体を見ても、相談をお受けするチームと葬儀を施工するチームに分かれているという会社はほとんどないと思います。
相談課の主な仕事は、事前に相談をお受けすることです。インターネットや電話などを通じてお受けするお問い合わせに対して、お客さまと相談を重ねた上で葬儀内容をご提案する、いわば葬儀の最初の窓口となるのが、私たちの仕事です。相談の内容としては、やはり費用や葬儀のスケジュールが中心になります。また、お葬儀後も、たとえば役所手続きや法要のスケジュールなど、お客様のさまざまなお悩みの解消をサポートしています。


(中野真也:株式会社まなか 葬祭事業部 施工課 課長)
中野真也:株式会社まなか 葬祭事業部 施工課 課長
江幡がお話した通り、相談課と施工課を別々に持っていることが、まなかの大きな特徴です。これは、葬儀に関する心配事やお悩み事は事前の相談でしっかり解消していただき、葬儀の間は「偲ぶこと」に集中していただくためです。
お悩みや心配事は相談課とのやりとりでクリアになっているので、施工課では、お客様とコミュニケーションを取りながら残された方の故人への思いをうかがいそれを形にすることに専念します。
式の中でどんなナレーションをいれるのか、どんな人柄をお伝えしたいのかなど、故人に対しての残された方の想いは様々です。同じ方は1人もいないと言っても過言ではありません。そうした想いをきちんと理解し、心からご納得いただける葬儀の形に仕上げることが、私たち施工課の仕事です。



◆ 想いを生かすために新たなサービスを作り続ける

(小清水)
まなかの霊園や納骨堂は、既存のお寺とコミュニケーションをとり、住職や既存の檀家様の理解を得たうえでそのお寺の中に、宗派不問の霊園エリアを実現していることが大きな特徴です。
2016年7月に完成した「はじまりの杜」という霊園も、お寺の境内にありながら宗派不問の霊園となっています。檀家になる必要もありません。

はじまりの杜
この霊園では、木の中で自然につつまれて眠る樹木葬のお墓を併設しています。樹木葬という形態は、名前はかなり知られているのですが、実は細かいしきたりはほとんど決まっていません。そこで私たちは「自然回帰、自然の中で眠ること」を樹木葬の本質に定義づけ、訪れるたびに新しい風景に出会うような、四季折々の風景を描き出すお墓に仕上げました。これは、常に故人と同じ時間を歩んでいることをしっかりと感じていただくためです。
もちろん、霊園全体も同じ考え方で作っています。庭師と提携して選び抜いた四季の花が咲く樹木。何度も議論を重ねて描いた迷路のようなアプローチ。葬儀の際に訪れたときは、子どもも木も小さかったのに……木々や自然が、時間の経過を感じさせてくれます。訪れるたびに出会う新鮮な風景は、「今日はどんなルートでお参りしようか」という楽しみにもつながります。
何度もお墓参りをしてほしい、何度も故人のことを思い出してほしい、そして故人との関係性をお墓参りのたびに強くしていっていただきたい……、そんな思いが「はじまりの杜」には詰まっています。

(江幡)
まなかには元々「はじめてのお葬式」というサービスがありました。約7割の方にとってははじめての体験である「お葬式」を、後悔や失敗がないようにプロがサポートするためのサービスです。そのサービスを通じて様々なお客さまとお話をする中で、「葬儀はやっぱり故人の慣れ親しんだ場所で」という方が非常に多いことに気づきました。また、さみしい話ではありますが、都会の病院では早く故人を引き取るように急かされることもあります。田舎の場合は、隣近所の方や親族の方がすぐに駆けつけてくれることも多いですが、都会ではなかなかそういうわけにもいきません。
そこで、残された方を身近な存在としてサポートできるようにと、2016年7月より、地域特化型サービス「お葬式駆け込み寺」をスタートしました。現在、一都三県、83の地域でサービスを展開しています。
大切な方が亡くなられて、とても心細い、なのにたくさんのことに対応しなければいけない、「斎場はどこにしようか」「費用はどれくらいかかるのか」「いつ葬儀を挙げるのか」、そういう時に一番近くにいる私たちのところへ駆け込んでいただければ、私たちがしっかりとサポートいたします。
はじまりの杜」も「お葬式駆け込み寺」も、お客様一人一人の想いを生かし、応えるために生まれたサービスです。お客様の偲ぶ気持ちに寄り添って、これからも新たなサービスを作り続けたいと思います。


>>後編に続きます。

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