大きな丸の中にくり抜かれた、小さな丸。外側の丸はよく見るとひしゃげた形をしているのがわかります。これは、人の心、それから、しきたりや慣習などといった「形のないもののかたち」を表しています。
「形のないもののかたち」というのはいささか矛盾をしていますが、海や川にある石ころのフォルムを拝借し、それを形のない万物のかたちとしました。中央にくりぬかれた小さい丸は、ぽっかりあいてしまった人の心であり、しきたりや慣習における根っこの部分でもあります。このふたつの丸が合わさることで、まなかのロゴは成り立っています。
中央の小さな丸は、偲ぶことの真ん中をあらわします。偲ぶことによって、ぽっかりあいた人の心が満たされる。その役割をまなかが担えたらと思っています。