これまで受け継いできた
人々のぬくもりと時間を纏う

これまで受け継いできた
人々のぬくもりと時間を纏う

『家継具 引と斥』に使用してる木材は、全て時間をかけて自然乾燥した良質な国産の無垢材を使用しています。
形見を納める小箱に使用している桐は、調湿性や防虫性に非常に優れ、大切な思い出を納めるのに最適な素材です。 また、仕上げはうづくり加工の上、古くから和家具などの仕上げに使われる虫白蠟(いぼたろう)という蝋で仕上げています。木の表面を丁寧にこすり木目を際立たせることで、桐の自然な風合いを残しながら、ご自身でメンテナンスを行うことができるようにと考えました。

本体は栗を使用し、木目の風合いを残す目透きつや消し黒漆仕上げとしています。
虫白蠟仕上げ・目透きつや消し黒漆仕上げともに、経年の変化から独自の風合いを増していきます。
代々メンテナンスをしながら受け継ぎ、経年の風合いを増していくことで、これまで受け継いできた人々のぬくもりと時間を纏うようにと考えました。

続きを読む

永く受け継がれる物を支える
確かな技術

『家継具 引と斥』は釘やネジなどをいっさい使わず、指物師(さしものし)と呼ばれる職人により一つ一つ丁寧に製作されています。

それは、釘やネジなどの部材が見えず美しいといった側面もありますが、呼吸する木材の伸縮する力を逃しながら接合をするため非常に堅牢で長く持ち、メンテナンスがしやすいといった面があります。
ひとつひとつの小箱が引き立つように設けている小箱間の隙間のラインは納まりに少しでも狂いがあるとがたがたになってしまいます。
まっすぐなこのラインは指物職人の確かな仕事の証でもあります。

続きを読む

伝統の意匠を現代につなげる

脚の部分の意匠は日本に古くから伝わる家具や文机や華頭窓といった意匠をモダンに取り入れることで、古くからの伝統や意匠を現代につなげています。

小箱の折れツマミは古くからある京金物で、釘などを使わずに取り付けられています。
アンティークで長く残っていく家具の造りや仕様、意匠を踏まえた上で、「家継具 引と斥」がやがてアンティークとなっていくようにと考えました。
また、仏壇のコンセプトが今までにない新しいものであるからこそ、古くから残る伝統を意識し注意深く取り入れています。

続きを読む

アフターケアについて

「家継具 引と斥」を末長くお使い頂けるよう、いつでもメンテナンスや修理のご相談をお受けいたします。
日常のケア方法についても気になることがございましたら、いつでもお問い合わせください。
お電話(0120-148-079)または、メールフォーム よりご連絡ください。

※ 修理までにお時間を頂く場合がございます。
※ 修理内容によっては費用をご負担頂く場合もございます。

総合プロデュース・コンセプト:
LOVE ARCHITECTURE / 浅利幸男

自然科学の「知」は、世界を説明するのに有効ですが、建築の持つ価値の一面しか説明することが出来ません。人間が入れこまれた状態の空間を仮に情緒=moodと呼ぶなら、その情緒を素材やかたち、光と影を駆使しながら、論理的につくりたいと考えています。

http://www.lovearchitecture.co.jp

デザイン・製作監修:
JIPENQUO(ジーペンクォ) / 栗又崇信

定型化された選択肢しかない市場から離れ、一個人の為に家具及び室内装飾を完全なオーダーメイドでデザイン、製作しています。「伝統、様式、作法」を壊すことなく丁寧に解体し、現在の自分によって包み直し形にしていくことで真に守るべきものを受け継げると考え、努力しています。

http://jipenquo.jp

製作:
森下木工所

創業1946年の伝統の技と指物職人たちの熱い思いが息づく手仕事で、末永くご愛用いただける家具を造り続けていきます

※森下木工所は原則オリジナルの物を製作されているのですが、今回特別に製作頂いております。

http://aze-kura.com

企画・販売元:
株式会社 まなか

私たちは、偲ぶことの真ん中と真剣に向き合っています。偲ぶことをもう一度身近な存在にし、偲ぶという暮らしを豊かにする習慣が、次世代へと繋がっていくことを願っています。

http://manaka-ltd.jp